処遇改善のためには、自ら意見を発信しよう!

介護の仕事は、体力的にも精神的にもかなり負担があると巷では噂されている。そのため、介護施設では、人材確保のために常に求人募集を行なっており、離職率を下げるために充実した待遇を用意しているところも増えてきた。しかも、介護の仕事は、現場で働きながら資格を取得してステップアップができるので、必ずしもマイナスばかりの業界ではないのだ。しかし、モチベーションを維持して、気持ちよく仕事に臨むためには、ただ雇われて担当業務をこなす毎日を過ごすのではなく、自分自身の働き方の改革も必要かもしれない。介護職ならではのメリットを活かし、働きながらスキルアップしていくことがポイントだ。そうすれば、雇用条件についても上司にも相談がしやすくなるだろう。

介護の仕事は、入所施設の場合は不規則な勤務時間になってしまう。そのため、日勤と夜勤の交替制のシフトではなく、夜勤専従を設けて、日勤と夜勤を分ける勤務体制を取り入れたりする案を提案してみてはどうだろう。また、シーツ交換や清掃などの雑務は専門業者に依頼したり、雑務を専門にこなすスタッフを採用したりといった相談をしてみるのも良いかもしれない。

キャリアアップを図り、現場のことを熟知したポジションに立つことができれば、このような労働環境の改善につながる提案もしやすくなるだろう。環境が良くなれば、離職率を下げることにもつながるので、ぜひ介護職の処遇改善を行う場合には、自身のキャリアを磨きつつ、いい案があれば上司に相談するようにしてほしい。